圧入解析方法その2:熱膨張差による方法

まず、圧入させる部品をアセンブルしておく。

この時、両者はオーバーラップがないこと(軸径と穴径は等しい)。

統合モードの「メカニカ」に移行し各部品の材料を設定する。

穴側の材料物性の「熱膨張係数」を0にする。

軸側の材料物性は「異方性」とし、圧入させたい方向のみ熱膨張係数を指定する。

今、軸がφ185でオーバーラップ量が2.5とし、温度1度で5mm分径を膨張させると考えれば、熱膨張係数は、

α=5/185=0.0278 であるから以下のように設定する。

次に接触面の定義をする。

       

次に、熱膨張させて圧入させるので温度荷重を与える(ここでは1度)。

   


  解析セットを作成する。

「接触解析」とする。

解析結果は以下のようになる。

以上。